大学受験も最後の最後まで希望を持って頑張っている受験生も沢山いらっしゃると思います。
国公立大学の後期試験や私立大学の最終試験が3月の最終の週末頃に合格発表があります。
その合格発表を受けて、3月最後の土日はアパートを探しに出かける方も多くなってきます。
我が家も、最後の最後に念願の大学から合格通知が届いて急遽アパートを探しに行くことになりました。
その部屋探しの過程と部屋を探す時のチェックポイントをご紹介します。
目次
3月最終の土日に部屋探しをする理由
3月の最終の土日までに、国公立大学と私立大学の最終の試験の合格発表があります。
それを受けて、学生さんが部屋を探すことになります。
ですが4月の入学式までに日にちが限られています。
そして、やはり土日いずれかがお休みの親御さんが多いということから、3月の最終の土日に部屋を探しに行く人が多いそうです。
現地に行くまでにした下調べと希望条件
合格通知と一緒に入っている書類や、大学のホームページ等にも学生に部屋を斡旋してくれる不動産屋が載っています。
大学によっては、合格発表後の土日には生協を開けて部屋探しに協力してくれる所もあります。
我が家では、入学案内に載っていた6件の不動産屋の中で3件のホームページを見たり、メールを送ったりして希望の条件の物件があるかどうか確認しました。
メールでやり取りすると、部屋の間取り等を添付してくれるので物件を絞るのに便利でした。
現地に行くまでの下調べ
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家賃は、地域柄や周辺の学校の数等で低いところから高いところまでさまざまです。
ですので、子供さんが行く予定の地域の家賃の相場をネットや試験会場で配られるパンフレット等で把握しておくことが大切です。
もし、大学が試験会場になっている場合は生協に寄って情報を集めるのもおすすめです。
そして、部屋タイプも色々なパターンがあり、その地域独特のものもあります。
レオパレス21でおなじみの家具付きマンションは何も準備せず入居出来るので人気が高いです。
それと少し違いますが、大家さんが洗濯機や冷蔵庫を設置したまま部屋を貸してくれる所もあります。
その他に、学生寮ではないですが形態は一般的なアパートの部屋を貸してくれるタイプで食事も頼めば用意してくれる形態の所もあります。
そういった情報も、その地域の不動産のホームページやパンフレットで紹介されています。
部屋探しでの希望条件
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【予算】については、ホームページやパンフレットでその地域の家賃の相場がだいたい把握できると思うので本人の希望する部屋の条件との兼ね合いで家賃の希望を考えておきます。
【エリア】については、部屋と学校との距離の考え方は色々あります。
近ければ近いほうがいいと言う人。近いと仲間内のたまり場になってしまうので少し離れた場所がいいという人もあります。バイトをするつもりであれば繁華街がいいとか交通の便が良いところがいいとか何にこだわるかによって部屋の場所の希望が変わってくると思います。
自分がどんな学生生活を送ろうとしているのかによって、部屋のエリアに求める条件も違ってくると思います。
【譲れない条件】については、人それぞれですのでこれだけは譲れないという部屋の条件を書き出しておくと現地で目移りした時に判断がしやすくてオススメです。
- 日当たり
- 築年数
- 設備(流しのタイプ、風呂とトイレ、家具付き、ロフトタイプ)
など
当日の予約はあってないようなもの
当日になりました。
その日は高速バスで現地に入りました。
バス停まで、不動産屋が迎えに来てくれるということでお願いしました。
15分程で事務所に着くと、私たちはそのまま部屋を2~3絞ってすぐに見に回るものと思っていました。
ですが、事務所には1組待っています。
この人達の後かな?と思ったら‥‥甘かった。
部屋を見に行って帰ってくる親子が2組。
その親子が事務所に入るなり即、契約書を書いて帰っていきます。
結局、1時間以上待って私たちの案内の番が回ってきました。
前日ピックアップしておいた部屋をお願いすると、私たちの前の人が決めてしまったから空いてないというのです。
そして、予算に合う物件が後3部屋位しか残っていないとも言われました。
この1時間の間に私たちの希望していた部屋が決まってしまったようです。
こんな状態になっているとは知らないので、事務所でのんきに待っていましたが
待たされるのであれば、別の不動産屋に行けばよかったと後悔しました。
でも、今更そんなことはできず、ここで空いているところを案内してもらうしかありません。
とにかく、予算だけに絞って部屋を見に行きました。
「すぐに決めないと他の方が決めてしまいますよ!」を目の当たりにする
不動産屋さんも最初に見せる部屋とか、おすすめの部屋とか順番を考えて回っている暇はないようです。
今日は、他の不動産屋さんと部屋の取り合いになっているようで本当に
「すぐに決めないと他の方が決めてしまいますよ!」という状態を業者でない私たちでさえ感じます。
学生の部屋探しですから、予算や希望する場所も共通することが多くなります。
ですので、学生が借りたいという部屋が重なってきます。
まず、最初に見に行った部屋は一番安い部屋でしたが、薄暗い感じであまり好きではありません。
次に見に行った部屋は部屋のドアの前で他の業者の人と一歩違いで見ることができず
その部屋はその人達がそのまま借りたいというので、急いで次の部屋を見に行きました。
次の部屋の手前で、今度は他の不動産屋の車とスレ違いこれから見に行く部屋を今の人達がおさえていたら借りられないけど一応見にいきました。
そこは、最初の部屋より2,000円高めですが、無料で冷蔵庫と洗濯機、エアコンが付いています。
日当たりも良さそうで、どうしようかな~と子供と相談していました。
すると、先程すれ違った不動産屋が別の人を連れて部屋を見に来ました。
今回は私たちに優先権があります。
譲れない条件は?優先順位を決めておく
部屋を見る前に、子供が希望していた最低条件はトイレとバスがセパレートになっている部屋というものでした。
部屋の費用を抑えるつもりでしたので、他の条件は我慢するつもりでしたがまさかこんなに探している人が集中するとは思ってもいませんでした。
そして、前日に希望予算内でトイレとバスがセパレートになった物件を教えてもらっていたので、それを案内してもらえるものと勝手に思い込んで、安心しきっていたのです。
ですが、業者の人はそんなつもりはなかったらしくもう前の人が気に入って契約してしまいました。という口ぶり。
ですので、譲れない予算の方を優先して、トイレとバスが同じ場所に設置されている部屋で妥協することになりました。
ゆずれない条件の優先順位
今回の我が家の部屋探しでの譲れない条件の優先順位。
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家賃の上限を低めに決めていたのでそれを最優先してそれ以外の条件はあればいい程度にしようと決めていました。
そのため、希望条件を事前に整理できていたおかげで、最終的に部屋を選ぶ余地がない状態でも、時間がない状態でも、予算内で納得して決めることができました。
トイレと風呂は同じ部屋、ベランダなしになりましたが、学校まで自転車で15分、中古の洗濯機と冷蔵庫が付いている部屋です。
部屋を探し初めて、1時間位で契約書にサインをしている早業でした。
そして、私たちが手続きをしている途中で又新しい親子が事務所に入ってきました。
部屋を見学する際のチェックポイント
今回、学生の部屋を急いで探すことになって、不動産屋さんに示した条件は
- 予算
- エリア
- 譲れない条件
です。
1の予算と2のエリアを加味しながら、3の譲れない条件に沿って不動産屋さんが数件ピックアップしてもらうと、部屋を選ぶのに迷いが少なくなりました。
そして、実際に部屋を見学する際にチエックするポイントをご紹介します。
最終的に目移りした時などの判断材料にも役立ちます。
<実際に部屋を見学する際のチェックポイント>
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まとめ
今回、3月の最終の土日で部屋を探している人は多いだろうと予想はしていましたがそれ以上でした。
不動産屋さんも、午前中の時点で今年に入って一番契約が多かった日だと言っていました。
前日に、不動産屋さんとやり取りしていたのでこちらが勝手に部屋を仮押さえしてくれていると甘く考えていたのは失敗でした。
ホントに一足違いで、他の人に部屋を抑えられるという経験を何度もする日になってしまいました。
やはり、3月後半の合格発表の場合は、発表前に部屋の条件を絞っておき合格発表を見てすぐに不動産屋に行くくらいがちょうどいいと感じました。
私も、合格発表を見るまではなかなか具体的に準備できず合格発表翌日に見に行くことになりました。
それでも、今回のように入学までに時間がなくても、希望条件を事前に整理しておくことで予算内で、ある程度希望に沿った部屋を借りることができると思います。
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