部屋を現地で探した後はいよいよ契約です。
一人暮らしで賃貸アパートを借りる時の申込から契約までに必要な書類。
契約時の初期費用と手続きの流れを見ていきます。
目次
一人暮らしの部屋探しと合格発表のスケジュール
学生の部屋探しの場合、入居は4月1日以降とする所が多く、それまで家賃を払うことなく押さえておける場合が多いです。
学生の部屋探しで一番早いのは、AO、特別推薦、推薦入試のある9月末~11月初旬にかけてですが、まだまだ部屋を探している人は少ないのでゆっくり希望条件と照らし合わせて探せる時期です。
ですが、希望の部屋に入居者がいる場合があり部屋の中を見られずに仮押さえするケースも多いでしょう。
12月からは推薦、翌1月にはセンター試験と次々に試験が始まり合格発表される度に部屋を探す学生が増えていきますので条件のいい物件からなくなっていきます。
そして、この頃には卒業を控えて部屋が空いてきますので、実際に部屋の中を見て決められる物件も増えてきます。
3月に入ると学生向けの部屋の数が少なくなってきます。ですが、希望条件を絞って探せば空き部屋がないということはないので合格発表があればすぐ動けるように準備しておくといいでしょう。
我が家も3月最終の週末に部屋探ししました。
申し込みから契約までの流れ
希望の部屋が決まれば申し込みです。
部屋を決める時期にもよりますが、申込金を支払って部屋をおさえてもらい本契約になります。
申込書には本人と保証人の住所、勤め先住所と電話番号も必要です。
今はスマホで簡単に調べる事ができますが、予めメモしておくと申込時にスムーズにすすみます。
入居まであまり時間が無い場合は申込金を払わず即諸経費を振り込んで契約となる場合もあります。
申込金を支払った場合に「預り証」を発行してくれますので大切に保管して下さい。
手続きの流れ【郵送の場合】
|
申し込みから入居までに契約時に不動産会社に行くのが理想ですが、自宅から遠く離れていると何度も足を運ぶことができません。
ですので、一度現地を見に行った後の手続きはほとんど郵送で手続きをしてくれる不動産会社が多く次に現地に行くのは引越し当日という場合が多くなっています。
そして、我が家では申し込みから引越まで1週間しかなったので引越し当日に、契約書を持って不動産会社に行き、契約をして鍵を受け取りました。
どちらにしても、引越し日は事前に連絡しておきましょう。
そして、当日鍵を受け取って部屋に入居という流れになります。
契約に必要なもの
|
*()内は我が家が不動産会社に提出した書類の詳細です。実際に契約される場合、詳細は契約する不動産会社にお問合わせして下さい。
契約時の初期費用
|
上記の他に、共益費、インターネット費用、鍵交換費、エアコン清掃費、退去時清掃費等が必要な場合は請求されます。
申込金を支払っている場合は、上記の支払いで相殺されているか確認してください。
契約を交わす前に確認しておくポイント
|
1.家賃の支払方法
家賃の支払方法は、口座引落、振込み、直接支払い等があります。
支払い忘れがなくて一番楽なのは口座引落しですが、借主が好きな方法を選べる場合はあまりありません。
殆どの場合、貸主から支払方法を指定されます。
振込みの場合は毎月忘れずに振り込まなければならず、結構面倒くさいです。
そして、振込銀行によっては振り込む度に手数料がかかってきますので、できたら家賃の振込をする銀行に口座を開設されるといいでしょう。
同じ銀行間の振込手数料は無料になっている場合が多いです。
その他、振込手数料が無料の銀行もありますのでそちらを利用されるのもいいですね。
2.契約の開始日と期間
契約期間は、1~2年のところが多いです。
開始日が4月1日になっていれば、3月中の引越はできません。
入居者がいなければ、日割りで3月の数日分払って先に入居することも可能です。
そのあたりのスケジュールも考えて契約開始日を相談するのもいいです。
4月1日からの契約をしている学生さんが多いので、引越しや宅配便が4月1日、2日に集中してしまい料金が高くなったり、日にちの指定や時間指定ができないこともありますので注意しておくといいでしょう。
そして、大学生活4年間で同じアパートに済み続ける場合、引っ越しする場合の契約更新の日付を確認しておいて下さい。
3.更新・解約時の費用の有無とその支払方法
4.借用条件
解約時の敷金の返還条件の確認
|
満期解約の時もさることながら、中途解約する場合もあります。
トラブルにならないように、契約書を取り交わす時に「重要事項説明書」で不動産業者から十分に説明を受けて確認するようにしましょう。
敷金または保証金・礼金についての注意
敷金(保証金)は賃貸借契約期間中に発生する貸借人の債務を負担する目的で貸借人から賃貸人に預ける意味あいのものです。
室内を壊したり、喫煙で汚したりした場合の保証費用等は敷金から差し引かれます。
ですが、普通の生活をしていて生じる自然消耗は敷金から差し引かれる義務はありませんが、契約書に特記して入居期間等から負担割合を記している場合もあります。
礼金はお礼の意味あいが強いようで返金されることはないですが、敷金は諸経費を差し引いて返金されます。
敷金が0円の所でも何らかのトラブルや修繕があったり、退去時に原状復帰費用等を請求されることもありますのでこの場合も契約を結ぶ際、確認を忘れないようにしましょう。
借家人賠償責任保険
借家人は家主と賃貸借契約を結んでいます。
その契約は契約期間満了後は借りている部屋を元に戻して返すという契約になっています。
もし、火事が起きた場合でも借りている部屋を元通りにして返す義務があります。
そんな時に貸借人賠償責任保険や火災保険がこの費用を保証してくれるものです。
春先は、慣れない初めての一人暮らしで、コンロや電子レンジを使用しての事故が例年起こっています。
賃貸契約時に加入が義務付けられている所もありますが、任意の場合でも是非加入されることをおすすめします。
まとめ
まず、現地を見に行って気に入った部屋を見つけたら契約に進むのですが全て郵送で済ませられることが分かって少し負担が軽くなったのではないでしょうか?
もちろん、部屋探しに時間をかけて何度も足を運ばれる方もいらっしゃいますよ!
- 契約に必要な書類
- 契約時の初期費用
を用意して、引越しの準備を初めましょう!
よく読まれている記事はこちら