奨学金の申し込みには全員マイナンバーの提出が必要になっています。
マイナンバーを提出すると言っても、「マイナンバーカード」と「マイナンバー通知カード」があってよくわかりませんよね。
そして、他にも一緒に提出する書類があります。

今回は、提出する書類について、詳しく解説します。

 


 

奨学金の申し込み時にマイナンバーを提出する時に必要な書類

 

 

インターネットからスカラネットで奨学金の申し込みが済んだら、マイナンバーの提出をする必要があります。

平成31年4月の進学予定以降の人から第一種奨学金・第二種奨学金・給付奨学金に申し込む全ての人が対象になっています。

 

  1. マイナンバー提出書
  2. 確認書類

 

上記、2種類の書類を揃えます。
一つづつ詳しく見ていきますね。

 

1.「マイナンバー提出書」

 

「マイナンバー提出書」は日本学生支援機構からもらう奨学金のパンフレット等と一緒に「マイナンバー提出書」と書かれた緑色の封筒の中に入っています。

 

*マイナンバー提出用書類と封筒が入った緑色の封筒

 

 

*「マイナンバー提出書」

 

*「マイナンバー提出書」記入例

 

家計支持者について

 

家計支持者とは、奨学金を申し込む本人の家計を支えている人という意味です。
日本学生支援機構では、原則父母としています。

収入の有無によらず父母ともいれば2人とも家計支持者とします。

同一世帯の中に父母がいない場合、実際に本人の家計を支えている人を家計支持者とします。

 

*家計支持者の内訳

 

家計支持者【1人目】

家計支持者【2人目】

同一世帯に父母共にいる

父(母) 母(父)
父子家庭又は母子家庭で、家計支持者が1人 父又は母

1人世帯又は本人が家計支持者

 

 

「マイナンバー提出書」送付前に入力内容の変更や訂正がある場合

 

スカラネット入力後、1週間をめどに「マイナンバー提出書」を送付することになっています。

ですが、「マイナンバー提出書」を記入したり、必要書類を確認していると、間違えて入力してしまってることに気づくことがあります。

 

又、丁度このタイミングで改姓したり、住所変更などがある場合もあるでしょう。

そんな時は、まず学校に連絡して変更や訂正に必要な手続きをしてください。

 

そして、「マイナンバー提出書」と後述する「確認書類」正しい(訂正、変更後の)内容で作成及び準備します。

又、「マイナンバー提出書」裏面の「連絡欄」に「誰」の「何の項目」に訂正又は変更があるか明記して提出します。

 

 

2.確認書類

 

次に、「マイナンバー提出書」と一緒に提出する確認書類を準備します。

本人は番号確認書類と身元確認書類。

家計支持者は番号確認書類のみを用意します。

 

*用意する確認書類

 

 

 

本人 家計支持者 用意する「確認書類」
番号確認書類

*《いずれか1点

  • マイナンバーカード「裏面」のコピー
  • マイナンバー通知カードのコピー
  • マイナンバーが記載されている住民票又は住民票記載事項証明書(原本)(発行日から6ヶ月以内のもの)
身元確認書類

顔写真付き公的身分証明書の場合《いずれか1点》のコピー

  • マイナンバーカード「表面」
  • パスポート ● 運転免許証 ● 在留カード
  • 特別永住者証明書 ● 障害者手帳 ● 療育手帳

*他の身分証明書の場合《いずれか2点》のコピー

  • 学生証 ● 生徒手帳の生徒証明書 ● 学校の在学証明書(原本)
  • 健康保険証 ● 年金手帳

 

「氏名」と「生年月日」が記載されているページをコピーします。ページが分かれている場合は両方のページのコピーが必要です。

本人がマイナンバーカードで確認書類を提出する場合、番号確認書類では裏面身元確認書類では表面で確認でき、1枚で済みます。

身元確認書類で2点用意する場合学校の学生証(入学時等に発行され日常携帯しているもの)と学校の在学証明書組み合わせも可です。

*コピーはA4の用紙にします。1枚に一緒にしても、複数枚に分かれても構いません。

 

 

マイナンバーカードと通知カードの違い

 

マイナンバー制度

「行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(平成25年法律第27号)」に基づき、行政の効率化、国民の利便性の向上、公平かつ公正な社会の実現をみざし、住民一人ひとりにマイナンバーを発行し、これを年金などの社会保障に関する手続き、確定申告などの税に関する手続き、災害時の支援制度などの災害対策に関する手続きで利用するものです。
平成29年11月から、マイナンバー制度における行政機関間の情報連携の本格運用が開始され、各種行政手続きに係る申請時にマイナンバーを提出することで、課税証明書などの添付書類の提出が不要になります。

引用:日本学生支援機構

 

日本学生支援機構では、マイナンバーを利用して奨学金の審査に必要な収入に関する情報等を行政機関間の情報連携によって収集します。

そのため、これまで奨学金の申請時に必要だった各種証明書など、一部省略できるようになっています。

 

通知カードとは

*(マイナンバーの)通知カード

 

通知カードは、平成27年10月頃住民票のある自治体から送付された紙製のカードです。
1人に1枚ずつ発行されています。

クレジットカード位の大きさに切り取れるようになっていてマイナンバー(個人番号)と上部に「通知カード」と記載されています。

 

マイナンバーカードとは

*マイナンバーカード表面

 

*マイナンバーカード裏面

 

マイナンバーカードは通知カードを受領後、自分で交付申請をして作成してもらいます。

プラスチック製のカードで、顔写真のある表面の右上に「個人番号カード」と記載されています。

このカードがあれば本人のマイナンバーカード提出時の書類は表裏のコピーだけで済みますが、カードの交付申請をしないと発行されないので注意が必要です。

 

 

まとめ

 

 

今回は、奨学金の申し込みでマイナンバーを提出する際に必要な書類について解説しました。

  • 本人は番号及び身元確認書類
  • 家計支持者は番号確認書類を揃えることになります。

 

本人に関してはマイナンバーカードを発行していれば1枚で済みます。

発行していなくても、学生証や健康保険証など日常的に使っているものなので準備も難しくはないと思います。

 

もちろん、学生証と在学証明書の組み合わせでも大丈夫です。

もし、健康保険証など紛失されている場合は、再発行もしてもらえますので問い合わせしてみてください。

奨学金申請のお役に立てれば幸いです。

 

 

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