奨学金といえば、言葉のイメージで「もらう奨学金」だと勘違いしている方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん

 

「もらう」=「返さなくてもよい」奨学金もあれば

「借りる」=「返さなくてはいけない」奨学金もあります。

 

今回は、「もらう奨学金」「借りる奨学金」にどんなものがあるかご紹介します。

 

 
 

 

3つの奨学金

 

 

奨学金には、大きく分けて3つの奨学金があります。

 

  1. 公的な奨学金
  2. 民間の奨学金
  3. 大学等独自の奨学金制度

 

大学等独自の奨学金制度は、それぞれの大学が学生の為に様々な奨学金の制度を設けています。

各大学独自の奨学金制度は改めて解説します。

 

そして、それぞれ2種類に分かれています。

 

  1. 「もらう奨学金」=返さなくても良い=「給付型」
  2. 「借りる奨学金」=返さなくてはいけない=「貸与型」

 

 

公的な奨学金と民間の奨学金

 

公的な奨学金と民間の奨学金には取扱機関や返済の有無で種類が分かれています。

 

  取扱機関

給付or貸与

種類
公的な奨学金 日本学生支援機構 給付型  平成29年度より先行実施
貸与型(無利子) 第一種奨学金
貸与型(有利子) 第二種奨学金
入学時特別増額貸与奨学金
地方自治体 給付型  
貸与型  
貸与&給付型  各制度が設けた条件をクリアすると返済が全額・一部免除になる
民間の奨学金 民間(企業や個人の出資や寄付等さまざま) 給付型  
貸与型  
貸与&給付型 各制度が設けた条件をクリアすると返済が全額・一部免除になる

 

 

「もらう奨学金」と「借りる奨学金」の違い

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「もらう奨学金」=「給付型」

 

「もらう奨学金」は「給付型」と呼ばれています。

この奨学金は返済の義務がありません。

 

ですが、学生の成績や家庭の経済状況等の基準が厳しく設定されています。

給付は毎月、もしくは年に数回など様々です。

 

そして、給付の期間も1年間、2年間等と年度を区切っている場合が多いです。

 

 

「借りる奨学金」=「貸与型」

 

「借りる奨学金」は「貸与型」と呼ばれています。

この奨学金は 返済が必要な奨学金です。

 

この奨学金も毎月、もしくは年に数回などの支給になります。

大学在学中は、返済する必要がなく、大学卒業後数ヶ月で返済がスタートします。

基本的に毎月返済していきます。

 

返済額は借りた総額や返済期間(任意で選ぶことが出来る)によって変わってきます。

 

 

「借りる奨学金」→「もらう奨学金」=「貸与&給付型」

 

地方自治体や民間企業からの奨学金では「貸与&給付型」の形をとるものも多くあります。

この「貸与&給付型」奨学金そのものは最初「貸与型」で支給されます。

 

そして奨学金を支給する団体が示す条件を満たすことによりその結果返済を免除されるというものです。

免除の額は、条件によって全額であったり、貸与されている額の一部であったりします。

 

 

奨学金は多くの場合、成績や家庭の経済状況の2つが考慮されて選考されます。

「給付型」は一般的に成績も重視される傾向にあり、「貸与&給付型」「貸与型」と少しずつ成績の基準も下がるようです。

 

別の記事でも書いていますが、大学の奨学金制度でも成績優秀者にはより多くの奨学金制度を受ける資格とチャンスがあると言えます。

 

 

まとめ

 

 

 

今回は、奨学金の大まかな種類について見ていきました。

 

平成30年度(平成29年度先行実施)より日本学生支援機構でも「給付型奨学金」制度が整備され、ようやく高校卒業後の進路の選択の幅が広がりつつあります。

 

 

できるだけ、返済義務のない「給付型」の奨学金を利用して希望の進路にすすめるよう、保護者の方の助けになればと思います。

 

そして、我が家もそうですが、学生本人も高校1年生や2年生の早い段階で進路を決め、目標を持って成績アップさせ、自分の実力で「給付型」の支給を目指してくれたらと思います。

 

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