子供が学校の休み時間に運動場でコケて捻挫したり、

部活動で怪我をして帰ってくることもあります。

 

そんな時、学校で応急処置をしてくれていますのでそのまま様子をみることもありますが

病院に連れていくことも多いと思います。

 

その場合の医療費はどうしていますか?

実は、一定の基準をクリアしていると病院に支払った医療費が後から給付という形で戻ってきます

(スポーツ振興センターの「災害共済給付制度」といいます)

 

制度について、詳しくはこちらで解説しています。

【自転車通学で怪我】学校から治療費がもらえる?部活も保険の支払いをうけられる!

 

今回は、その医療費の保険請求の流れを具体的に解説していきます。

 

 

 

 

医療費の保険請求

 

 

病院の窓口で1500円以上の支払いがあった場合、自分から学校に書類を提出して医療費を請求します。

どういった場合に請求できるかは、こちらの記事で解説していますので参考にして下さい。

 

 

学校に医療費を請求する流れ

 

1.必要書類をもらう(学校)

   

2.必要書類の準備(保護者、本人、医療機関)

   

3.必要書類を学校へ提出(申請)

   

4.お知らせ

  

5.支払い

 

大まかにはこんな流れになっています。

具体的に見ていきましょう。

 

1.必要書類をもらう(学校)

まず最初に、怪我をして医療機関で治療を受けたら、学校の担任の先生や保健室の先生に治療費を請求する用紙をもらいます。

 

治療費を請求したいので用紙をください。

 

と言えば分かってもらえるでしょう。

 

学校の方から子供に用紙を持たせてくれる場合もありますが、ない場合は自分から請求しないと申請用紙自体もらえません

 

お母さんは忘れずに用紙をもらって下さいね。

 

担任の先生か保健室の先生に声をかけるといいでしょう。

 

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2.必要書類の準備(保護者、本人、医療機関)

 

<基本的な必要書類>

 

1.災害報告書(本人又は保護者が記入)

2.医療等の状況(医療機関で記入)

3.調剤報酬明細書(薬局で記入)

4.治療用装具明細書(医療機関で記入)

5.高額療養状況の届(保護者が記入)

6.請求書(保護者が記入)

基本的に6種類上げましたが、別の様式の書類が必要になる場合もあります。

 

1、5、6を保護者か本人が記入。

2、3、4は医療機関等にお願いすることになります。

 

1.災害報告書

災害が起こった時の状況をわかりやすく書いて報告します。

 

災害報告書の様式を載せていますが、学校や年度によって少しずつ違っているようです。

ですが、基本的に内容はほぼ決まっています。

 

  • いつ
  • どこで
  • どのような状況で災害にあったか
  • どんな処置をしたか
  • かかった医療機関名

等を記入します。

 

 

特に、災害が起こった日付と時間、場所を記入しなければならないので忘れないようにメモしておくといいでしょう。

 

この用紙は、本人が書いてもいいですし、小学生等で本人では難しい場合は保護者が記入しても構いません。

 

高校生の息子は、部活動でよくけがをしていましたので、慣れてくるとその場で本人が書類を書いて先生に提出を済ませ、残りの書類を持って帰ることもありました。

 

 

2.医療等の状況

この書類は、治療を受けた医療機関に持っていって、傷病名、医療費(診療報酬点数)等を記入して証明していただきます。

窓口に出せば書いてもらえます。

 

 

  • 1ヶ月に1枚
  • 診療科目、医療機関毎に1枚

必要です。

これも必要な枚数を学校でもらって下さい。

 

例えば、

1つの病院6月2回7月1回通った場合

1ヶ月につき1枚なので

用紙は2枚必要です。

 

別の病院に通った場合は

別の用紙を準備して書いてもらいます。

 

同じ病院でも科が分かれている場合は

それぞれの枚数を用意します。

 

 

3.調剤報酬明細書

医薬分業の医療機関などを受信して、病院外の薬局で薬をもらった場合に書いてもらう用紙になり混ます。

これも、1ヶ月毎に1枚必要です。

 

 

4.治療用装具明細書

この書類は、治療用装具を使用した場合に必要になります。。

医療機関にお願いして書いてもらいます。

その時に、領収書のコピーも添付するようになっています。

 

この「災害共済給付制度」では、4割まで給付されます。

 

 

又、治療用装具は自分が入っている健康保険にも請求するとそこからの支給も受けることができます。

2箇所に請求して支給をうけることができる可能性があるということです。

 

例えば

全国保険協会では、健康保険療養費支給申請書(治療用装具)を提出します。

 

 

*2~4の用紙への記入は、医療機関に持って行ってもその場ですぐに書いてもらえない場合もあります。

私は、治療で通っている際に前もって渡しておくようにしていました。

そうすると、最後の診察時に渡してもらえるので何度も足を運ぶことが避けられます。

 

普通、病院で何らかの証明をしてもらう場合は、費用を請求されると思いますがこの「災害共済給付制度」の書類に関しては、原則として無料で協力していただけるようになっているみたいです。

病院によっては、文書料を請求されることもあるようです。

その場合の文書料は給付金の対象になっていないので、初めて書いて頂く時は確認してみるといいかもしれまん。

 

 

5.高額療養状況の届

1ヶ月の治療費が高額(70,000円以上)になった場合に記入します。

 

 

6.請求書

災害給付金は支給額が決まると、保護者の銀行口座に直接振り込まれます。

その銀行口座をこの「請求書」に記入して申請します。

1つだけ、

請求者の氏名と銀行口座の氏名は同じにする必要がありますので注意して下さい。

 

 

そして、治療の状況によって追加の書類の提出が必要になってきます。

必要な場合は、学校から用紙を渡してくれます。

 

 

3.必要書類を学校へ提出(申請)

上記の書類がそろったら、学校へ提出します。

学校から日本スポーツ振興センターの方へ申請してくれます。

 

 

4.お知らせ

申請から数ヶ月で、給付の対象になる場合お知らせが届きます。

 

5.支払い

請求書で記入した、銀行口座へ直接給付金が振り込まれます。

 

 

まとめ

 

 

 

学校で怪我をして治療をした場合の保険請求の必要書類について解説しました。

治療費の請求する用紙を学校にもらうことから始まります。

 

  1. 災害報告書(本人又は保護者が記入)
  2. 医療等の状況(医療機関で記入)
  3. 調剤報酬明細書(薬局で記入)
  4. 治療用装具明細書(医療機関で記入)
  5. 高額療養状況の届(保護者が記入)
  6. 請求書(保護者が記入)

 

基本は、上記の書類を提出すれば給付金が振り込まれます。

書き方が分からなければ学校で教えてくれますので、少額だからとめんどくさがらずに請求してみることをオススメします。

 

 

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